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【肝斑治療のポイント】正しいケアと治療法|大阪|心斎橋|いろはビューティークリニック

2024.08.26

大阪心斎橋のいろはビューティークリニックです。前回の記事で、肝斑の基本的な知識や他のシミとの違いについてご紹介しました。今回は、肝斑を上手にコントロールするための治療法についてお話しします。適切な治療とケアで、肝斑と上手に付き合っていきましょう。
前回の記事はこちら

肝斑の治療法

肝斑の治療で最も大切なことは、お顔のシミが肝斑かどうかを、しっかりと医師に診断してもらうことです。そして肝斑とわかった場合は以下の治療法がございます。

内服治療

トラネキサム酸の内服

トラネキサム酸

肝斑の治療で最もエビデンスのある基本的な治療法です。
メラニン生成を間接的に抑える作用があり、1日500mg~1500mgを2~3回に分けて服用がおすすめです。シナール(ビタミンC)やユベラ(ビタミンE)と併用することで、効果がさらに高まります。

外用治療

トレチノイン

表皮の角化細胞に入っているメラニンの排出を促進し、ターンオーバーを促す効果があります。

ハイドロキノン

新しいメラニン生成を直接抑制する作用があります。基本的には4%の濃度が推奨されています。
これらはお肌の赤みや皮向けがする場合がございますので、クリニックで濃度や頻度などをしっかりと調整をしてもらいましょう。また、トレチノイン、ハイドロキノンを同時に併用する治療法もございます。効果は絶大ですが、しっかりと医師の相談のもと、使用するようにして下さい。使用時には副作用や長期使用のリスクに注意し、専門医の指導のもとで使用することが重要です。

レーザー治療

レーザートーニング(ヤグレーザー)

肝斑には強いレーザーは適さず、弱い光エネルギーを使用するトーニングが推奨されます。照射回数によって効果が異なるため、専門医の判断に従い治療を進めましょう。

肝斑治療の注意点

肝斑は摩擦や紫外線などの外的刺激で悪化します。治療中もこれらの刺激を避けることが大切です。肝斑を完全に消すことは難しいですが、継続的な治療と適切なケアでコントロール可能です。紫外線対策については以下の記事で詳しく解説しております。

まとめ
肝斑治療は一筋縄ではいきませんが、適切な治療とケアを続けることで、目立たなくすることができます。基本的な治療は内服の治療で、トラネキサム酸の内服と同時に、ビタミンCやビタミンEも同時に併用することでさらに効果が期待できます。絶望せず、信頼できる医師と一緒に治療を進めていきましょう。

クリニック情報

【再生医療/美容医療】
いろはビューティークリニック
大阪府大阪市中央区南船場3-12-25 ZAI心斎橋ビル4F
大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅 徒歩1分

記事の監修者

医師 中地修大

医師 中地修大先生

神戸大学医学部医学科卒業後、神戸大学整形外科医局や関連病院にて研鑽を積む
いろはビューティークリニック所属
2023年5月にいろはビューティークリニック 心斎橋院を開設